子供たちの誕生日に贈るメッセージ 〜 楽しい人生を送って欲しい

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ここ何年か、子供たちの誕生日にはメッセージを送るようにしている。
 
メッセージと言っても、素敵なメッセージカードなどの洒落たものを送るのではなく、LINEでメッセージを送っているだけだが、子供たちも大きくなってくると、なかなか普段顔を見て話せないこともあるから、そんな時はメッセージで送ると良いと思う。
 
ありがとうの一言やいいねのスタンプぐらいしか返事は返ってこないが、まあそれは良しとして。
 
顔を見て話をするとどうしても説教臭くなってしまうので、そんな時はメッセージを送る。誕生日に贈る応援メッセージ(のつもり)。説教くさくならないよう注意している。人から見たら説教くさくなってるかもしれないが、そこはもうどうでもいい。
 

息子の誕生日が1月、娘が2月なので、今年も送った。
ただ、娘の誕生日はうっかりして1日逃してしまった。
ごめんね。
 
メッセージで送っている内容を振り返ると、自分の言っていることも年々変わっているなってそう思う。私の価値観も歳を経るごとに変わっていくので、それは仕方のないことだろう。それでも一貫して言っていることは、君らのことが大好きだってこと。存在しているだけで自慢の息子であり、自慢の娘だってこと。学校のことや勉強のことなどは、その時々の価値観のブレがあるが、この部分だけは一貫して伝えているつもり。
 
今年の娘へのメッセージはこんなの。
 
誕生日おめでとう
 
1日遅れになってしまったけどごめんね。
メッセージ書きかけてたんだけど、色々と忙しくて送り忘れてました(笑)
きゃー、ごめんよー
 
まずは、高校生活を楽しんでいるようで、お父さんとても嬉しいです。
 
柚香は高校生になって、すごく成長したなと、そんな風に思う。色々と自分で考えられるようになってきてるんじゃないかな。そんな気がする。
 
柚香が成績悪くて部活休部しようかと思うって言った時のこと覚えてますか。
お父さん反対したけど、あー柚香もこんなことを自分で考えるようになったのかととても嬉しかったよ。
 
お父さんも最近色々と勉強していて、柚香と和真には人生を楽しんで生きて欲しいと思うようになった。出来れば好きなことをやって生きて欲しいと。偉くなったりとか、お金持ちになったりとか、そういうことではなく、本当に柚香が好きなことをやり続けられるようになれば、それって本当に幸せなことだから。
 
難しいのは、楽しいことというのが、自分の心から湧き上がってくるものか、他人からそう思わされてしまっていることかってこと。外からの刺激で楽しいと思わされてはいないかってこと。ゲームとかテレビのバラエティみたいなものかな。
 
楽しいことってのは、自分の内面からにじみ出るものなんだよね。
 
他の人に見せるとか、他の人が好きだと言ってる、あるいは嫌いだと言ってる、そんなことは関係なく、自分が好きかってこと。他の人から見て、何それって思われても自分が好きだみたいな内面からにじみ出るもの。
 
そういう本当に好きなものを見つけて、柚香がそれをやり続けられるようになれば最高だよ。
 
そのためには、いろんなことに興味を持ってやれば良い。いろんな人と会って、色んなところに行って、色んな経験をして欲しいなってそう思う。
 
時には失敗したり、傷ついたり、馬鹿にされたり、否定されることもあると思うけど、そんなのどうでも良いから。
 
柚香を待つこの世界はとてつもなく広い世界で、柚香が自分の好きなことをやっていたら、そうやって柚香を傷つける人の何倍、何十倍、何百倍の人から愛されるようになるし、いっぱい傷つけば、その分柚香は優しくなれるから。
 
だからどんな経験も柚香の力となる。何事も恐れずにチャレンジして欲しいと思います。
 
いつも大好きだよ。
 
父より
 
息子へのメッセージはこちら。
 
娘へのメッセージに書いている成績が悪かった時の話のブログはこちら。
 
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子供たちのことはとても心配だ。とても心配だけど、子供を育てるのは無干渉が一番と教えて貰った。この無干渉ってのはとても難しい。無干渉と無関心は違うので、子供のことを愛し、心配しつつ、どこまで子供たちのやりたいようにやらせてあげるのかということだろうと、私なりに解釈している。
 
君たちは大丈夫だ。
この世に生まれただけ、生きているだけで大丈夫だ。
それだけで、多くの人に幸せを与えているのだ。
 
自分のやるべきことはそのことを教えてあげることだろうと思う。
 
君たちは大丈夫だ
 
高い学歴を与えてあげることではなく、ものを買い与えることではなく、自分自身の凝り固まった旧態然とした狭い了見からくる古びた常識を刷り込むことでもなく、いろいろなことにチャレンジできる勇気を自信を与えてあげるということだと思う。
 
勘違いしないで欲しいのは、学歴を否定するわけではなく、その成功体験が、子供たちの勇気や自信、自分を愛するという気持ちにつながっているのであれば、それは素晴らしいことだと思う。受験をして成功するという体験はとても素晴らしい自信になる。あるいは、失敗したという挫折もそれを乗り越えることで素晴らしい自信になると思う。そういう意味では素晴らしいことだと思うから、それを否定するものではない。
 
子供たちをコントロールするのではなく、自由に羽ばたくための勇気を与えるそういうことが親の役割なんじゃないのかなと、最近そんなことを考えるようになってきたということだ。
 
そういう意味では、今までの自分には間違っていたところもあったなと思い、その反省の気持ちも子供たちに伝えるようにしている。無責任かもしれないが仕方ない。私もまだまだ成長途上であり、その中で精一杯のことをやろうとしているのだから間違いもあるし失敗もある。
 
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誰もが、親であることで子供に対して何か完璧な存在でなければならないなんてことを思っているのではないかと思う。子供に完璧な教育を与えて立派な人間に育てないと親としての自分の価値がないのではないかと。
 
そんなの無理に決まっているし、そんなことを目指していたらただ疲れてしまうだけだ。せっかくの子供との接点が楽しいものでなくなってしまう。あまりに理想の親を演じるがために、どこかで無理をしているのではないかと思う。人のこともと比べて、他人の家族と比べて、どこか自分を責めるようなところがあるのではないかと思う。
 
子供ともっと楽しい時間を過ごすことが、子供にいっぱい愛を与えて、安心感を与えてあげることが一番重要なことなのではないだろうか。そんなことに今更ながら気づき始めたダメ親だけど、そう思い始めてから子供たち、特に娘とは仲良くなった(気がする)。
 
前にも書いたが、その方が自分も楽しいし、子供も楽しそうにしているから、まあそれでいいんだろうと。子供たちの未来を切り開くのは親である私の仕事ではなく、彼ら自身の力でやってもらうしかないのだから。
 
ハッピーバースデー!
人生楽しむことに頑張って欲しいなってそう思う。
 
<幼い頃の子供たち>
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