自分をオープンにすることで多くの優しさに触れ、多くの人に巡り会うことことができる

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先日、心屋さんのライブに行った時、途中の問答コーナーで、若い女の子が
 
「友達は沢山いて楽しいのだけど、自分の考えていることが友達にバレているのではないかと不安になるのをどうしたら良いか」
 
というようなことを質問していた。
 
こういう気持ちは私も持っていた。相手が自分の心を読めるような人間だったらどうしようかと思ったこともある。自分の醜い部分を知られたらどうしようか、こういう気持ちは結構誰もが持っているのではないかと思うが、その時の心屋さんの回答が秀逸だった。
 

「あんた嘘つきなんやな」
 
一瞬、エッと思った。質問してた女の子も、「エッ、私、嘘つき?・・・」って感じになっていた。でも、よく考えてみたら、その通りで、その状態は相手に嘘をついているってことだ。
 
大半の場合は、何か悪意があるということではないと思うが、
 
相手に対して何らかの形で自分を偽っているから、本当の自分がバレるのが怖い
 
ということだ。
 
そんな状態で本当の部分で人と繋がれているはずがない。友達が多いか少ないかということは全く意味のないことだ。それどころか、繋がっていることがかえって「本当の自分がバレるんじゃないか」という不安につながってしまうので、結局は、関係が長続きしないし、どうしても表面的なものになるのではないかと思う。
 
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相手に本心がバレるかどうかを心配して、バレて嫌われるかどうかを心配して悩んでるぐらいなら、さっさとバレて嫌われれた方がよほど良い。本当の自分を知られて嫌われるってことは、その人とは合わないってことだ。そんな関係に体力を使うのは無意味だから、それならさっさと自分がどういう者かをバラした方が良いに決まっている。自分をオープンな状態にしておくことが良いのではと思う。
 
自分をオープンにしてみたらわかるが、世の中には、そんな自分を、そんな自分でも、そんな自分だからこそ好きだと言ってくれる人が間違いなくいる。それも、相当たくさんいるのだ。自分を偽ることや、自分の自慢をする、自分がどんなに素敵な人間かということをアピールするということではなく、醜いところも含めて、清濁合わさった本当の自分を知ってもらうためにオープンにする。そうやってオープンにしていくことに初めはすごく抵抗があると思うが、やってみたらなんのことはない。驚くほどの多くの人の優しさに触れることができる。
 
ずっと自分が他人から傷つけられることを恐れていたが、よく考えたら、自分を一番傷つけていたのは、他でもない自分自身であった。自分の評価を下げていたのは誰でもない自分自身であった。他人と向かい合うことが怖かったのではなく、そこに映る自分自身の醜さや弱さを見ることに恐れていたのだと思う。
 
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他人と繋がりたいと思っても、相手が何を考えているのかわからないから躊躇がある。そう思うと、逆に、相手も、私のことがわからないから距離の縮め方がわからずにいるのではないだろか。自分が考えていることや恐れていることは、自分だけのことではなく、相手も同じように考えているに違いない。それなら、自分がオープンになることで、問題は解決するのだということに気づいた。自分から先に自分自身をオープンにしていけば、もっと先にさらけ出してあげれば良いんじゃないかと思う。
 
相手がそんなことを求めてないかもしれないし、自分がオープンにしても相手にそれを拒否され自分自身が傷つくこともあるかもしれないが、そんなことはどうでもいいことだ。何故なら、そうやってどんどんオープンにしていくことで、多くの出会いに巡り合い、傷ついた以上の優しさに触れることができるからだ。
 
多くの人と知り合い、多くの人とつながっていければ、それだけで人生は楽しくなるし、多くの刺激、多くのチャンスに恵まれる。でもそれは全て結果であって、まずは自分をオープンにすることであろう。まずは、自分が自分の被っている殻から出て、外の空気を浴びてみることだ。
 
確かにそこには有害なものもあるけど・・・、それも経験、それも人生だと思った方が、生きるのが楽になると思う。今の日本にいて、命を取られるようなことはまあ滅多に無いのだから。
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コメント

  1. toyoko より:

    お久しぶりです。にっさん、ブログ始めたのね。最近の発言読ませていただいてましたが、行動の変化のきっかけって何だったんだろうって聞きたくなりました。

    1. kennishi1220 より:

      どうもメッセージありがと。
      直接、メッセンジャーで返事するね。

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